日記

中教審でプレゼン

2月24日、文部科学省第14回中央教育審議会教育振興基本計画部会にてNPO代表としてプレゼンテーションの機会をいただいてきました。
※当日のプレゼン資料はこちら↓
第14回中央教育審議会教育振興基本計画部会へのご提案 NPO法人NEWVERY理事長 山本繁

今後も教育NPOとして、現場での事業と理論化、そして政府・行政への政策提言を車の両輪に、若者たちが未来に希望を持てる社会づくりに邁進して参ります。今後ともよろしくお願いいたします。

【報道資料】 「中退に関係する全ての人へのメッセージ」と題したメッセージ集を作成いたしました

お世話になっております。NEWVERYの山本です。

09年3月よりNEWVERYが運営しております「日本中退予防研究所」では、本研究所のWEBサイトに「中退に関係する全ての人へのメッセージ」と題したメッセージ集を作成いたしました。

若者たちの社会的弱者への転落を未然に防ぐために、9つのステークフォルダーの皆様に、ご協力いただきたいこと等をまとめたものです。
(URL: http://www.stoptheneet.jp/message/2057.html )

毎年1月から3月は、大学・短大・専門学校からの中退者が最も多く生まれる時期です。また、高校生の受験シーズンでもあり、学校選びの最後の時期でもあります。さらに、各高等教育機関が次年度の行政管理方針をまとめる時期にもあたります。

各ステークフォルダーの皆様に本メッセージ集をご覧いただき、後ろ向きな、不本意な、中途退学を少しでも未然に防ぐことができればと考えております。ぜひ自社メディア、個人ブログ・ツイッター・SNS、学内ML等を活用し、周知にご協力いただけないでしょうか。

以下にリンクをまとめましたので、本文をご転送・ご転載いただいても結構です。何卒ご検討ください。

今後ともどうぞよろしくお願いいたします。


1.大学・短大・専門学校関係者へのメッセージ〜教育改革による「中退者ゼロ・プロジェクト」を
http://www.stoptheneet.jp/message/2069.html

2.高校教員の皆様へのメッセージ〜「教育力」で変わる、大学・専門学校の選び方
http://www.stoptheneet.jp/message/2155.html

3.中退を考えている学生へのメッセージ〜人生と中退について知っておいてほしいこと
http://www.stoptheneet.jp/message/2064.html

4.大学・専門学校に進学する高校生へのメッセージ〜8人に1人が中退!?中退しない大学・専門学校選びのコツ
http://www.stoptheneet.jp/message/2149.html

5.中退を考えている学生のご両親へのメッセージ〜「中退したい」――それは「助けて」のサインかも
http://www.stoptheneet.jp/message/2067.html

6.進学予定の高校生のご両親へのメッセージ〜わが子の大学・専門学校選びに「ひとこと」
http://www.stoptheneet.jp/message/2153.html

7.政府・政策関係者へのメッセージ〜「大学の情報公開」の推進と「給付型奨学金」の拡充を
http://www.stoptheneet.jp/message/2073.html

8.報道関係の皆様へのメッセージ〜脱偏差値!「教育力」による大学評価を
http://www.stoptheneet.jp/message/2071.html

9.その他の皆様へのメッセージ〜日本のために、大学・専門学校を変える。
http://www.stoptheneet.jp/message/2075.html

雑誌『アントレ』冬号(リクルート)に取り上げていただきました。

起業家志望者を応援するリクルート発行の『アントレ』冬号に、
インタビュー記事を掲載していただきました。

詳しくはこちら→ http://www.newvery.jp/home/2600.html

2011年も本当に多くのメディアで取り上げていただき、
ありがとうございました。

2012年は、これまで以上に成果を上げ、
NEWVERYのビジョンである

「若者たちが未来に希望を持てる社会」

に近づいていきたいと思います。

2012年の抱負

新年ということで。

■2012年の抱負

<教育改革推進事業>
・昨年は2大学に中退予防コンサルティングサービスを提供しました。どちらの大学でも複数年プロジェクトを組んでいるため、今年もプロジェクトは継続します。最終的なインパクトを最大化し、そして持続的な改善活動が行われていくように、これからが正念場です。関係者の方々と力を合わせて頑張っていきます。

・全国に約60校を有する日本最大の専門学校グループ「滋慶学園」イーストグループ教育改革センターの顧問を昨年拝命しました。主な業務はR&D(キャリア教育、職業教育、中退予防など)と人材育成です。大任に応えられよう、不撓不屈の精神で取り組んで参ります。

・今年はコンサルティングを実施させていただく大学がさらに増えそうです。これまで以上に自己管理とタイムマネジメントが求められます。と同時に、教育改革推進事業でも、そろそろ人材育成に着手すべきタイミングだと認識しています。自己成長を重要なテーマとしつつ、右腕となる人材の採用・育成を行います。

・春に『中退予防戦略』に続く書籍を発刊します。その後、大学・専門学校経営層を対象にしたセミナーを連続で開催していきます。昨年は58校にご参加いただきました。今年は140校が目標です。

・経済活動のグローバル化や知識基盤社会への移行に伴い、我が国の高等教育改革の必要性は待ったなしのところまで来ています。今年は一般向けの書籍も発刊し、国民的な議論の土台づくりができればと考えております。

<組織と人のデザイン>
・NPO法人NEWVERYでは、高等教育改革支援を行う「日本中退予防研究所」、アーティスト・クリエイター支援を行う「トキワ荘プロジェクト」に次いで、昨年若者向け社会教育センター「おとな大学」を開校しました。2事業部から3事業部になり、これまで以上に運営が難しくなってきました。相互にシナジーが発揮できるように、組織と人のデザインに注力していきたいと思います。

<個人>
・個人的には昨年、結婚をいたしました。第一子を授かるまでの期間を、公私ともに大切に過ごしていきたいと願っています。特に「公」の面では、この一、二年が人生で最も集中できる時期ではないかと思っています。悔いのないチャレンジをして参ります。


本年もどうぞよろしくお願いいたします。

※トキワ荘プロジェクト、おとな大学の今年の計画・抱負は、各事業ディレクターから後日が発表がございます(?)。

年末のご挨拶

皆様へ

師さえも走ると書く「師走」になりましたが、いかがお過ごしでしょうか?

このあまり熱心に更新されないブログを読んでくださっている皆様に、本日は2011年の活動報告をさせていただきます。

2011年は、NEWVERYにとって設立10年目にあたる節目の年でした。と同時に、まさに激動の1年間となりました。今でも津波に町が飲み込まれていく映像を夢で見ます。今日健康に過ごせていることに改めて感謝しなくてはと思いますし、次の10年を、何にフォーカスし、どう過ごすべきなのか、考えない日はありません。

私たちはおそらく大変な時代の転換期に生きています。「タイミング・イズ・マネー」という言葉を私はかなり信仰しているのですが、100年、200年に一度とも言えるこの転換期をどう生かすのかは、いま生きている私たちの知恵と行動にかかっているのでしょう。

来年も、若者たちが未来に希望を持てる社会づくりに邁進して参ります。謙虚な心を忘れずに、研鑽を重ねていく所存です。

このブログは、これから10年を私たちNEWVERYとともに考え、ともに歩んでいただけないかという想いを込めて、綴らせていただきました。来年を、次の10年を、どうかよろしくお願いいたします。

NPO法人NEWVERY一同
代表 山本繁

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2011年NEWVERY活動状況

(1)日本中退予防研究所 http://www.stoptheneet.jp/
・3月に中退対策の理論と実例をまとめた『中退予防戦略』を発刊。本日までに200校がご購入
・9月から毎月1回「中退予防勉強」を開催。のべ57校が参加
・12月から滋慶EAST(学校法人滋慶学園)教育改革センターの顧問を拝命する
・その他、2大学に中退予防支援を実施するなど、研究開発活動を推進する

(2)トキワ荘プロジェクト http://tokiwasou.dreamblog.jp/
・『漫画家白書』と『マンガでメシを食っていく!〜漫画家のキャリアプラン』を発刊。それぞれ発刊記念シンポジウムを開催(会場はデジタルハリウッド大学様に無償でご提供いただきました)
・4月から京都造形芸術大学マンガ学科(本年度開学)との連携を開始
・トキワ荘プロジェクトで支援中の西村ツチカさんが文化庁メディア芸術祭の漫画部門新人賞を受賞。トキワ荘プロジェクト6年目の快挙でした
・管理物件数が20軒に達し、支援可能人数は114名に

(3)おとな大学 http://www.otonadaigaku.com/
・11月に豊島区とNPO法人いけぶくろ大明との三者協働による若者向け「おとな大学」が開校
・「異学種交流会」が第1回目から定員に達し追加枠を設けるなど、新しい学びの場として順調なスタートを切る
・現在、豊島区中央図書館にて「おとな大学」の特集展示開催中(1月中旬まで)


来年もよろしくお願いいたします。

「アエラが選ぶ日本を立て直す100人」に選ばれました

12/26(月)発売の「AERA 2012.1.2-9合併号」にて、ダルビッシュ有さん(プロ野球選手)、鈴木英敬さん(三重県知事)、高島宏平さん(オイシックス社長)、西村雅司さん(三菱東京UFJ銀行調査役)らとともに「アエラが選ぶ日本を立て直す100人」に選んでいただきました。期待に添えるように、来年も頑張ってまいります。引き続きどうぞよろしくお願いいたします!

aera2012

中退率の抑制に取り組んでいる大学・専門学校関係者の皆様へ

「対策打ってるのに、なかなか中退率下がんないんだよなぁ」とお悩みではありませんか? 続きを読む

江戸川区にお住まいの運動不足な皆様へ

「最近、疲れやすいなぁ」と感じている皆さん、ひょっとして、それ、運動不足では? 続きを読む

近況&求む同志!

NEWVERYの2011年度京都事業は、大学への中退対策支援事業、京都造形芸術大学マンガ学科との連携(京都版トキワ荘プロジェクトの展開など)、京都ソーシャルビジネスハビタットの立ち上げの3つ。2ヶ月経ち、かなり忙しくなってきました。このまま東京・京都のW拠点を推進して参ります。

東北での活動も鋭意準備中です。被災地でNPOリーダーとなる人材を大学等の教育機関と連携して育成していきます。夏の終わりまでには資金の目処をつけ、秋から少しずつ具体的なアクションに移っていければと考えております。こちら、本格的な活動は、復興モードに入る2012年度から。

東京では、トキワ荘プロジェクトの活動が次のフェイズへ移りつつあります。育成面での深化と産業振興への展開。日本中退予防研究所は、全国の大学にとっての研究機関として、活動を深めていきます。

ホームタウン事業部では、秋に「おとな大学」をプレ開校@西池袋。「おとな」を育てる「おとな教育」を実施予定。併設の「ブックカフェ」は来春OEPNに。

これだけの活動を職員5名、学生インターン5名で回すのはまず不可能です。というわけで、中途採用、新卒採用、インターン生をそれぞれ募集しています。 特に「トキワ荘プロジェクト」「おとな大学」のメンバーは急募です(中途採用、インターン生)。

学生の皆さんにはインターンシップ説明会を開催します。 チャレンジする場に飢えている方、ぜひご応募ください。たった一度の人生です。一緒に全力疾走しましょう。

イベントと書籍発刊のお知らせ

【お知らせ】『マンガでメシを食っていく! 漫画家のキャリアプラン』発刊のお知らせ
http://www.newvery.jp/home/1713.html

【お知らせ】「漫画家のキャリアフォーラム〜マンガでメシを食っていく!」開催のお知らせ
http://www.newvery.jp/home/1737.html

震災復興人材育成プログラム 第1回会議アジェンダ案

2011年5月5日 午前11時半〜@デュミナス(仙台)

■コンセプト
1.<ビッグピクチャー>3年後、5年後のあるべき状態
2.<支える人材>今後3〜5年で、どういう人材が、どれくらいの人数、必要なのか?
3.<学生の役割>現地の学生が担える役割
4.<学生の役割>首都圏、関西の学生が担える役割
5.<今回のプロジェクト>学生の事前トレーニングに対するニーズ
6.<その他>全体としてのボトルネック

■ロードマップ
1年目
2年目
3年目
4年目
5年目

■アクション計画と役割、〆切




震災復興人材育成プログラム(叩き台)

<活動の目的>
1)被災地の若者たちにNPO経営やソーシャルビジネスのノウハウを教える
2)復興活動の立ち上げを支援する
3)被災地での復興活動を力強く持続可能なものにしていく

<スキーム>
1)震災復興人材育成プログラムを開発
2)仙台市内のサテライトキャンパスで授業を開講
3)単位互換でどこの大学からでも履修できるようにする
 ⇒パートナーとなる大学が1校見つかれば実現可能

<パートナーとして考えられる大学>
■東北大学
経営学科

■東北学院大学
共生社会経済学科
経営学科
地域構想学科

■東北工業大学
経営コミュニケーション学科
安心安全生活デザイン学科

■宮城大学
事業構想学研究科

■東北福祉大学
総合マネジメント学部

■岩手県立大学
社会福祉学部
総合政策学部

<メモ>
・これからの長期戦、ボランティアを組織する人間、活動を持続可能なものにできる人材育成が必須と考えられる。
・2011年度に単位の出る授業としてやるのは今からでは難しい。今年は別の形で実施して、2012年度から単位の出る正規科目の中で実施できるのがよい。
・日本財団、アショカ財団、ゴールドマンサックス証券などにスポンサーになってもらい、2012年度から寄付講座としてどこかの大学で震災復興人材育成プログラムを開講(単位互換でどの大学の学生でも履修可能)するのが現段階では一番イメージが沸く。2011年度は、中央共同募金会日本財団の震災関連助成を活用する。
・毎年300人の学生リーダーを育成し、復興現場に送り込むことができれば、数万人のボランティアを組織化することができる。

<リンク>
・学都仙台コンソーシアム(単位互換制度、サテライトキャンパス有り)
http://www.gakuto-sendai.jp/

<情報>
・学都仙台コンソーシアムの自己評価書P36に災害ボランティア養成講座で単位互換、研修実施、テキスト作成の必要性が論じられている。コンソーシアムへの協力依頼も効果的かもしれない。
 →http://www.gakuto-sendai.jp/about_c/files/20110126.pdf
・昨年東北工大で宮城県沖地震32周年記念シンポジウム開催。全容を掲載した冊子もあり。
 →http://bit.ly/kwCgjJ
・東北福祉大学、工学院大学、神戸学院大学の3大学が連携し、防災・減災・ボランティアを中心とした社会貢献教育の展開。期間は平成21年度〜23年度。工学院大学を首都圏、神戸学院大学を関西の拠点にすれば、東北だけでない大きな展開が可能か?
 →http://www.tfu.ac.jp/research/gp/contribution.html

本当に正しい大学・専門学校の見方・選び方 <左脳編>

<左脳編>

読売新聞社が毎年7月、「大学の実力」という特集をしています。「大学の実力」では、各大学の就職率や中退率、学生対教員非、定員充足率などが一覧になっています。「大学の実力」は昨年本にもなっています。 http://ow.ly/4HLyl

注目すべきは、就職率と進学率と中退率です。この数字は、こういう風に見てください。100人入学したうち、何人が中退して、卒業者の何割が進学・就職しているのか?

例えば、中退率が15%、就職率が60%、進学率が10%であれば、100人のうち、中退するのが15人。卒業する85人のうち、就職するのが51人で、進学するのが12.5人。就職も進学もしない人は85−51−12.5=21.5人、ということが分かります。

この例では、100人のうち、中退と合わせて36.5人が就職も進学もしていないわけです。ちなみに、大学の就職率には「アルバイト・派遣社員・契約社員」も含んで良いことになっています。実際にどこまで含んでいるかは、各大学の「考え方」次第です。ぜひ聞いてみてください。

学生対教員比もぜひ見ておきましょう。1対20と1対60では、教育の質が変わります。学生対教員比が大きければ大きいほど、一般的には、大教室での授業が多くなります。高校の授業を考えてみてください。60人1クラスって大変ですよね?

アメリカの大学では教員1:学生20くらいが平均で、ハーバードやイエールなどの一流大学では1:7くらいになるそうです。日本の大学では、理工系だと1:20くらい、文系だと1:60くらいが多いようです。

「少人数できめ細かい指導」をうたう大学が増えています。それが本当かどうかは、パンフレットや広報マンの言葉だけでなく、数字でもぜひ確認してみてください。

なお、少ない教員でもきめ細かい教育をすることは可能です。ただし、教員も職員もめちゃくちゃ働かなくてはいけません。学生にためにめちゃくちゃ働いている職員は、素敵な大人ですね。よく観察してみてください。

定員充足率は、現在のその学校に対する評価と言えます。ぜひチェックを忘れずに。

以上が、左脳編です。他にも細かく見ていくとたくさんのチェックポイントがありますが、ひとまずこれにて。

追記)
学生生活は人生が変わるくらい、大事な期間です。そして、人は機会や環境でいくらでも変わることができます。ぜひ自分の目で、耳で、心でよく観察して、納得のいく学校選びをしてください。
Boys and Girls, be ambitious!

本当に正しい大学・専門学校の見方・選び方 <右脳編>

【大学・専門学校への進学を考えている受験生へ】

僕なりの、よい大学・専門学校の見分け方を教えます。右脳編(芸術的感性)と左脳編(数学的思考)に分けて説明します。

<右脳編>
オープンキャンパスではなく、平日の昼間に大学・専門学校に行ってください。そうしたら、まず掲示板を探してください。学生が学校を楽しんでいれば、掲示板にたくさんのチラシが貼ってあります。学生たちが自主的に活動をしている証です。

逆に掲示板が「さびしい」学校は、学生の気持ちも「さびしい」かもしれません。

次に、学食へ行きましょう。学生が学校を楽しんでいれば、学食ではグループで活発な議論が行われています。活気のある学校は、学食にも活気があります。また、教員と学生が一緒にランチをしながら講義で話し足りなかった話をしていれば、それは教育熱心さの証かもしれません。

逆に、一人でランチをしている学生が多い大学は、コミュニケーションのデザインが上手く行っていない、人と人との繋がりが希薄な学校かもしれません。PSPやDSで遊んでいる学生が多い学校は、学生があまり熱心に勉強していない学校なのかもしれません。

こういう学校に入ると、さびしく、物足りない学生生活を過ごすことになる可能性が高くなるかもしれません。注意してください。

最後に、夕方までキャンパスに残ってみてください。もし午後4時、5時くらいで学内が閑散としていれば、その学校は「早く帰りたくなる」、学生にとって「居場所のない」学校かもしれません。逆に、夕方6時、7時になっても活気のある学校は、ついつい長居してしまう学校だと言えます。

学生が勉強や課題活動に熱心な学校は、自然と学生がキャンパスに残っています。学校によって驚くほど違いがありますから、ぜひ平日・夕方のキャンパスを見学してみてください。

インターネットなどの情報ツールが急激に発達したお陰で、受験生の皆さんは大学や専門学校に関する「非公式な情報」が集めやすくなりました。特にオススメしたいのが、twitter、mixi、フェイスブックです。

受験を考えている学校の先生や学生のつぶやきや日記をぜひ直接見てみてください。先生が学生を励ましている学校もあれば、愚痴ばっかりつぶやいている先生もいます。学校がつまらなそうな学生がいれば、楽しくて仕方ない学生もいます。

できれば1つの学校につき、10人くらい、1ヶ月くらい毎日見てみてください。いろいろなことが伝わってきますよ。それにインターネットはとても自由な空間なので、学生に直接聞いてしまうこともできます。「○○大学はオススメですか?」「○○専門学校の就職はどうですか?」と。

学生はその学校の広報マンではありませんので、本当のことを話してくれる可能性が高いです。学校の広報担当者の話より、よっぽど為になります。広報担当者は、良いことしか言いませんから。以上が、右脳編です。

マンガ学科への進学を考えている受験生へ

【マンガ学科への進学を考えている受験生へ】

オープンキャンパスでは先輩に今まで描き上げた「完成原稿の数」を聞いて下さい。ネームは数に入れないで下さい。トーンも背景も入れた完成作品の数を聞いて下さい。

どんなに優秀な先生が揃っていても、環境が素晴らしくても、先生や職員が良い人たちでも、マンガを描かなければマンガ家にはなれません。トキワ荘プロジェクトには、全国の大学・短大・専門学校のマンガ学科を卒業した学生が、毎年たくさん入居しています。

学生時代に、たくさん作品を完成させている人と、そうではない人がいます。そして、たくさん作品を完成させている人の方が、早くプロになっています。目安は2年間なら6本。1年生の時に2本、2年生の時に4本です。4年間なら10本。1・2年生の時に2本ずつ。3・4年生の時に4本ずつ。

トキワ荘プロジェクトでは、実際にプロになっているマンガ家さんたち、348人に協力してもらって、マンガ家になる方法を科学的に分析しています。プロのマンガ家さんは、デビューまでに平均して300ページの完成原稿を描いています。1本16ページなら18本。24ページなら12本。

短大・専門学校を卒業するまでに6本、大学を卒業するまでに10本描いて来てくれれば、卒業後2・3年でデビューできます。在学中に受賞やデビューする人も出てくるはずです。在学中にデビューなんてカッコイイですよね!

しかし、マンガを描かなければ、デビューできません。そして、マンガを描くのは孤独で辛い作業です。しかも、大学や専門学校には誘惑が満ちています!その中で多くの学生がたくさんの漫画を描くには、本当の意味での「教育熱心さ=情熱」が学校側にも必要です。受験生の皆さんに情熱があるのは当たり前のこととして!

1年生の間に1本も完成原稿を仕上げていない、3年生や4年生にもなって、1本か2本しか描いていないというのであれば、その学校は少し怪しいかも知れません。気をつけましょう。学校選びは、マイホームの次に高い、何百万円もする買い物です。

近いからとか、雰囲気が気に入ったから、とかも大事ですが、本当に大事な部分をよく見て聞いて感じてみてください。それには、その学校の学生と話をするのが一番です。どれくらいちゃんと頑張っているか(=ちゃんと漫画を描いているか)、自分の目で確かめください。以上。

Open innovation strategy for preventing dropout from college(Japan Dropout Prevention Center)

Hi! I'm officer of Japan Dropout Prevention Center.
This is our strategy for preventing dropout from college in japan.
Red texts are our action in 2011-2012.

Open Innovation Strategy for Preventing Dropout from College


We think dropout from college is big problem for society all over the world.
We made book "Dropout Prevention Strategies", march 2011.
So, we wish to share the case of dropout prevention strategies.
And ,we hope this book translate in English.
Please e-mail( labo@newvery.jp )for us.

*I can't read english so well. But my assistant can read english. I have to study english...

【オススメ】『文学部がなくなる日』(倉部史記、主婦の友新書)

教育改革を夢見る同志・倉部史記氏から2月5日発売のデビュー作『文学部がなくなる日』(主婦の友新書)の献本届く。

倉部氏は元大学職員であり、現在は早稲田塾SOHKEN主任研究員として働く。ブログ「大学プロデューサーズ・ノート」の管理人と言った方が大学業界では通りがよいかもしれない。遅すぎるデビューだ。

本書では、氏が見てきた大学の内情と今日の大学を取り巻く環境が、「文学部の混乱」を切り口に、平易な文体で分かりやすく書かれている。

これから大学がどのような方向へ変化していくべきなのか、ヒントが詰まっているし、大学選びに迷っている受験生やその保護者にとっても貴重な示唆に富んでいる。大学の「いま」に関心のある方に是非お手に取っていただきたい。

「なんだかんだ言って、あと10年は大丈夫」なのか?

大学・専門学校関係者の多くは、この先10年弱は18歳人口が横ばいということで、まだ強烈な危機意識を抱いている人は少ないと感じる。しかし、私はそうは思わない。いまは大変な危機だと言える。なぜなら、これから10年で、高等教育への進学率が低下するリスクがあるからだ。

「国民生活基礎調査」によると、児童のいる世帯の1世帯当たり平均所得金額は 、H17年からH20年の4年間で718.0万円から688.5万円に急落している。

このペースで下落すると、H28年には630万円程度まで落ち込む。この間にかなり高い確率で大幅な消費税率のアップがあり、エネルギー価格の上昇も相当高い確率で進む。

さらに、所得分配の不平等さを測る指標であるジニ係数はこの25年間一貫して上昇トレンドにあり、このトレンドが今後も続くという仮説に立てば、近い将来に高等教育への進学率が減少トレンドに転じても、全く驚けない。

しかも、日本の大学教育は出口問題をいま抱えている。100人入学して中退者が12人、88人の卒業生の内、就職するのは50人。この50人の中に非正規雇用も一部含まれていることは、まだあまり知られていない。

もし奨学金を借りて進学して、その後中退もしくは就職できなければ、フリーターの身で数百万円の借金を抱えることになる。とりあえず大学に、という進学パターンも減少する可能性がある。

現在の高等教育への進学率は約80%。およそ96万人が大学・専門学校に進学している。もしH28年までに進学率が70%に下落すると、進学者数は84万人になり、実に12万人も減少することになる。

大学と専門学校が痛みわけ、同じ割合で進学者を減らすとすると、大学進学者数は現在の60万人から52万5000人になる。現在でも4年制の私立大学は全体の38.1%が定員を割っているが、それが50%を超え、50%後半に。

既に定員を割っている大学のかなりの割合が、再建不可能なところまで財務状況を悪化させることになるだろう。相当な数の大学が募集を停止することになり、かろうじて延命する大学も財政難により大幅に教育費を削減するだろう。結果、大学の教育力は著しく低下する。

あくまでも架空の話だが、全くゼロとも言い切れないだろう。この先10年で準備して、なんて悠長に構えていたら大変なことになるかもしれない。

あまりにも業界に「なんだかんだ言って、あと10年は大丈夫」的な空気が支配している気がして、怖いなぁと感じる今日この頃である。



今後経営環境が悪化する中で、大学・専門学校が教育力を引き続き高めていけるかどうかは、日本の将来にとって極めて重大な問題になる。

以前ブログにも書いたが、人口減社会で中堅以下の大学が募集人数を増やすことは相当困難である。したがって、今後の大学・専門学校経営の課題は 1)中退率減による在籍者数の維持、2)経費率減と教育力向上の両立、3)地域からの信頼によるお金をかけない広報の実現、4)適正規模による身の丈経営へのシフト、となるだろう

現在のNEWVERYの事業領域は1)と2)。1)と2)に成功すれば3)はおのずと付いてくる。あとは高校や地域とのコミュニケーションの問題だからだ。4)に踏み込む経験・実力はいまのNEWVERYにはまだない。

海の向こうでは、マイケル・サンデルのような学部のエース級の教員が、毎回徹夜で講義の準備をして学生たちを徹底的に鍛えている。長年かけて磨いた抜群のティーチングスキルを駆使して。

一方日本では、5年前と同じ内容の授業が、5年前と同じ方法で教えられ、5年前の講義ノートのコピーが学内に出回り、学生は試験前に必死にそれを暗記している。このままではグローバル化する労働市場の中で、日本の若者の居場所は失われてしまう。

残された時間は意外に少ないのかもしれない。

かしこい生き方のススメ

「かしこい生き方のススメ」というコーナーで取り上げられました。
NPO職員が「かしこい生き方」なんて、世の中変わったなー。

山本繁さん かしこい生き方のススメ - COMZINE by nttコムウェア
http://ow.ly/3JJbn

藤沢烈さんの野菜鍋レシピ

創業直後からお世話になっている藤沢烈さん( @retz )が年間400-500食は食べているという野菜鍋のレシピを公開してもらいました。

野菜鍋レシピ - 藤沢烈 公式ウェブサイト

手軽で安上がりで健康的で、学生や漫画家の卵にもいいかもしれません。まずは自分で試してみたいと思います。

2011年1月22日の日記

メモ:「1/22 漫画家白書発刊記念シンポジウム」をトゥギャりました。
http://togetter.com/li/92204

イマドキの大学生は内向きか?

今朝の朝日新聞で元日本学術会議会長の黒川きよしさんが「休学のすすめ」というコラムを発表している。海外に出る若者を応援しよう、と。秀逸なのは、その後の課題分析。

黒川さんは「「海外に出てみよう」という若者を後押しする体制がきまめて心もとない」と言う。「学生たちが真っ先に気にするのは授業料の問題である」と。

「国公立大学だと休学中は授業料が免除されるが、私立大学は授業料を支払わせる場合があるようだ。人材を育成するはずの大学が経営を優先しているように見える。実に情けなく、嘆かわしい。休学している間は授業料を免除できないものか。行政ももっと関心を持って取り組んでほしい。」

こう続く。「問題は授業料だけではない。海外の大学との単位互換や一定期間の転校など、海外での経験を復学後の実績として生かせるようなシステムも充実させるべきだ。大学はどう考えているのだろうか。」

確かに、日本の大学生の海外留学は近年減少傾向にある。しかし、それで「近頃の若者たちは内向きだ」と断じるのは少し強引かもしれない。長引く不況により休学中の学費まで負担できない家庭が増加した結果として、留学者数が減少した可能性も否定できない。

弊NPOにも大学を1年休学してインターンシップに参加している大学生が2人いる。彼らは2人とも私立大学の学生であるため、2人で100万円近い休学時の学費を弊NPOで負担している。もちろん、別途活動支援金も毎月支給している。

機会さえ与えられれば、1年間休学して海外に留学したり、NPO/NGO/ベンチャー企業でのインターンシップにチャレンジしたいという学生は多い。ただ今の仕組・環境では、困難なことも多い。(うちのインターン生も、学費を肩代わりしてもらえなければ休学できなかったと漏らしていた。)

ただ若者バッシングをして、若者のモチベーションを下げるのではなく、的確な分析のもと具体的な解決を元日本学術会議会長という要職に就いていた方が提示して下さることに、私はとても明るい勇気を与えられた。何かが変わる予感がする。

(追記)ETIC.さんが「戦略的休学のススメ」をテーマにしたイベントを開催!→【1月29日(土)】戦略的休学のススメ開催。大学時代は戦略的に「5年間」にするのが新しい?!〜人生をガラリと激変させる「1年間」は、キャンパスの外にある!〜 http://ow.ly/3DBO1 弊NPOで休学インターン中の大学生も当日登壇します。NEWVERYでのインターンをご検討中の方は、イベントにて本人に直接質問等をぶつけてみてはいかがでしょうか。ぜひ!

『漫画家白書』発刊にあたって

『漫画家白書』はトキワ荘プロジェクトを確実に次のフェイズへ導くだろう。漫画家でも漫画編集者でもない我々が唯一取れる育成戦略とは、徹底した調査から発生するエビデンス(科学的根拠)を基にした取り組みに他ならないからだ。

『漫画家白書』の反響として様々なフィードバックが得られると考えている。耳障りのよい言葉ばかりではないだろうが、すべてを血肉に変えて前に進みたい。文化・コンテンツ産業は日本の最後の砦になるかもしれない。人材育成の精度を高めることに少しでも貢献していきたい。産業を支える強い人材を作らなくては、日本に希望はない。

『漫画家白書』に書かれていることは、アニメや映画や音楽やゲームや美術や演劇やファッションやスポーツにも応用可能だ。文学やダンスにも。広く読まれて欲しい。

そして共に考えていきたい。いかに次のクリエーターやアーティストを育て、産業を強くしていくか。日本の文化を豊かにしていくか。21世紀、文化力は確実に日本の競争力になると私は思う。

『人を助けて仕事を創る 社会起業家の教科書』のその後

編集さんから拙著『人を助けて仕事を創る 社会起業家の教科書』コツコツと販売部数を伸ばしていると年始のご挨拶・ご報告。まだまだ本気で社会起業を考える人は多くないが、着実にリーチしているのだとすれば嬉しいし、感謝の限りである。

現在出版されている社会起業関連の本で、最も具体的な戦略、思考、テクニカルの本だと自負しています。社会起業家の皆さん、スタッフの皆さん、志望者の皆さん、支援者の皆さん、研究者の皆さん、是非お手に取りください!

また、来月、韓国にて翻訳出版決定!アジアのソーシャルイノベーションの促進に少しでも貢献できているのだとしたら、望外の喜び。

NPO法ができてまだ10年のわが国では、わが国の制度・文化に即したソーシャルビジネスの教科書といいうものは書籍としてはまだ世に出ていませんでした。

ボランティアNPOの経営4年、社会的企業の経営4年、たった8年の知見にすぎませんが、社会的企業支援基金(内閣府「内閣府地域社会雇用創造事業」)にH22年度70億円の予算計上が決定した際、私に何ができるか?考えた結論が本書の執筆でした。

寄付税制や社会事業法人の実現に向けて先人・同士が事業の傍らに戦っている中で、自分なりに事業以外でこの社会に貢献できる方法はないかと。普段は事業のことで頭はいっぱいなので、そんな余計なことを考えたりしないのですが。

去年の冬は毎週末、金曜日の夜に自宅に帰って、日曜日の夜まで、仮眠を挟みながら必死で書きました。今振り返れば、決して満足できる出来ではない、不出来な本かもしれませんが、それでも書くべきことの70%くらいは書けたと思っています。あとの30%はツイッターや講演会などで、補おうとしています。補えているかわかりませんが。

連休の中日の午前中、のんびり過ごしたいところに暑苦しいエントリーで申し訳ありませんが、世界を変えるのは私たち、と信じて、今日も明日も同時代人として、各方面、みんなで頑張っていければと思います。ぜひお手に取りください!

高校中退ではなく、大学・専門学校中退から取り組む理由

「若者の育つ環境をいかにつくるか」と題したセミナーにパネリストとして登壇した際、控え室にて基調講演の宮本みち子先生に『中退白書』をお買い上げいただく。先生が座長を務める内閣府「若者の包括的な自立支援方策に関する検討会」にて、高校中退者の実態調査を行っているらしく、中退者50名に対してインタビュー調査を行うとのこと。というわけで、先生にNEWVERYが行った大学・専門学校中退者へのインタビュー調査101人分を匿名処理したものをPDFでお送り差し上げることに。「これで高校から大学まで、連続した形で中退の実態が把握できて対策を考えられるわね」と。

私たちの調査が国策に役立てばとても嬉しい。インタビュー調査を行ったスタッフも、インタビューに協力してくれた中退経験者も喜んでくれるだろう。101人インタビューするのに、謝金、交通費、人件費で100万円以上かけたが、かけた甲斐があった。

高校中退よりも、大学・専門学校中退の方が社会的ロスは大きいと私は考えている。なぜなら、第1に規模。高校中退者は年間6.6万人。大学・専門学校中退者は年間11.6万人(推計)。大学・専門学校中退者の規模は、高校中退者の約1.75倍に及ぶ。

第2に中退のリスク。大学・専門学校中退者の内、男性54.1%、女性63.4%が中退後ずっとフリーターか無職。なんと男性においては中卒・高校中退者よりもその後の推移が悪いのだ。男性の中卒・高校中退者のそれは46.3%。ちなみに女性は85.5%。

労働学では、女性の方が学歴が「利く」と表現する。学歴による格差は女性の方が大きいのである。

第3に変容可能性。高校中退者の方が大学・専門学校中退者よりも複雑な事情を抱えているケースが多い。ちなみに大学と専門学校との比較では、専門学校中退者の方が全体的に事情は複雑だ。大学中退者の多くは「どこにでもいる普通の大学生」なのである。

やむにやまれない理由、つまり経済的理由、疾患・障害、妊娠・結婚による中退は全体の2割程度だった。あとの8割は1)授業・教員に魅力がなかった、2)学生の学力レベルと教育内容のミスマッチ、3)学生の興味と教育内容のミスマッチ、4)コミュニケーション不全、によるもの。

中退者へのインタビューで最もよく聞かれたフレーズのひとつは「中退してもなんとかなると思っていたんですが、なんともなりませんでした。」だった。

「規模」「リスク」「変容可能性」の3点から考えて、大学・専門学校の中退問題は若者政策の中でも第1に取り組むべき課題であると私は考える。

今年は、2月下旬に近年の活動の集大成として『中退予防戦略』を発刊する。また、研究やコンサルティング、研修講師という立場だけでなく、春からは大学教員にもなる。よそ者ではなく、身内の人間として大学中退問題にアプローチできるのは、活動が次のフェイズに進んでいる証だろう。

2月からダイヤモンド・オンラインで大学改革をテーマにした連載も始まり、3月には「情報公開時代の大学を考える」と題したシンポジウムを開催。4月には「就活難民」をテーマに新書を出版する予定。R&Dが終わって、現場と政策提言を両輪にした解決フェイズに。

今年は積極的に政策提言を行う年にしたい。

非営利組織(学校、病院、行政、NPO等)の事業再生の教科書として最適!

『実践スポーツビジネスマネジメント―劇的に収益力を高めるターンアラウンドモデル』
小寺 昇二 (著) 日本経済新聞出版社

千葉ロッテマリーンズの球団改革を手掛けた当事者による熱血スポーツ経営論!
PDCAサイクルでスポーツビジネスの経営を徹底分析。財務構造、ビジネスモデル、中期経営計画の策定からスタジアムへの入場者増員計画、ファン・親会社などステークホルダーとのコミュニケーションまで、スポーツビジネスを網羅的に解説した決定版テキストの誕生!


ビジネスマンの父より息子への30通の手紙

キングスレイ・ウォードの『ビジネスマンの父より息子への30通の手紙』(新潮文庫)はとても素晴らしい本だ。実業界で成功するために大切なことが愛情豊かに書かれている。

我が家の両親は職人で、個人事業主ではあったが、実業家ではなかった。私は大学で少し経営の勉強をしたが、民間企業に長く勤めず26歳で起業した。実業家としての教育はほとんど受けなかった。

企業に長く勤め、将来の経営幹部と目されれば、帝王学としてさまざまなことをOJTされるのだろう。公私を通じて。しかし、教わる間もなく月日は過ぎ去った。きっと私の起業家の友人たちも同じようなものだろう。

本書を読み、自分がたくさんの過ちを冒してきたことを恥じ反省した個所は両手に収まらない。(私が例外かもしれないが!)若くして起業した人や、これから起業することを考えている若者にぜひ薦めたい。優しく厳しい実業家の父に会えることだろう。

『週刊東洋経済』に寄稿しました。

11月8日の雑誌『週刊東洋経済』に「就職戦線にも立てない 大学中退者8万人の悲惨」(78項)というタイトルで寄稿しました。就職氷河期・中退問題にご興味があれば是非ご覧ください。
http://www.newvery.jp/home/971.html

クールジャパン(文化産業)の海外戦略に関する提案

クールジャパン(文化産業)の海外戦略に、個人的な意見を提案したい。

異国の文化や国民性は日本人がいくら努力しても本質を理解することは難しい。であれば、日本企業で外国人留学生を積極的に採用し、日本のコンテンツと文化産業を学ばせ海外支社に送り込む方が早いのではないだろうか。フランスにはフランス人留学生を、インドにはインド人留学生を。

その点では、日本の大学に来る留学生はアジア出身者に偏り過ぎている。もっと世界中から留学生を集めないといけない。

文化産業は21世紀の3大成長フロンティアであり(あとは「環境」「医療・福祉」)、せっかく日本には高い文化力があるのに、現状では強い輸出産業になりえていない。企業の、大学の、社会のダイバーシティが足りない。それが海外市場での日本の弱みになっている。

このままいけばメディア・コンテンツでは韓国やシンガポールに追い抜かれるのではないだろうか。彼らは世界のマーケットを視野に国を挙げて人材育成とビジネスに取り組んでいると聞く。誰も具体的な海外戦略を提示しない日本の文化産業振興政策には危機感を覚える。

結局、日本企業のダイバーシティの低さが国際競争力を下げているのではないだろうか。もしそうなら、文化産業でも、世界で戦う組織に企業を変えなくてはならない。何事も正しい努力が一番の近道だ。

政府はそのことを啓蒙し、支援すべきだろう。具体的には、
1)コンテンツビジネスを学びたい優秀な留学生を世界中から集め教育する(奨学金の拡充、大学の競争力の向上等)
2)留学生が卒業後も日本企業で働き続けられる環境を作る
3)企業による留学生の採用や採用後の教育(研修等)を支援する
などである。

文化という商品は非常にデリケートな商品であるため、日本人だけでやっていても上手くいかない可能性が大いにある。外国人留学生の積極的な活用(募集、教育、採用)を私は提案したい。

ワークライフバランスの本質

8対2の法則というものがある。「仕事の成果の8割は、費やした時間全体のうちの2割の時間で生み出している」なんて言われる。本当かどうかはさておき、それを信じて、重要な2割に120%の労力を費やし、残りの8割の仕事は70%の労力で済ませるようにすれば2×1.2+8×0.7=8となる。

それで同じ成果が上がるのなら、それまで10働いていた人は8働けばよいことになる。毎日10時間働いていた人は定時で帰れるようになる。人間の集中力は長くは続かないから(年齢を重ねる毎に下がっていく)、もし重要な2を最も集中できる時間に行うことができれば(午前中とか)、さらに効率は上がることになる。

重要な2を選択し、そうではない8は拙攻(70%〜80%の完成度)をよしとする。そうすれば労力は10から8になるが、成果は同じ。というのが、ワークライフバランスの本質なのだろう。

さらに、そのような戦略的な組織が勝負時に15の労力を出せば、成果は20にも30にもなり、ワークライフバランスを実現することは企業の競争力を高めることにもなる。というところまで、僕のワークライフバランスへの理解は深まってきた。

となると重要なのは管理職だろう。「この仕事は重要だから120%でやって」「この仕事は70%でいいから」そう言えるのは基本的には組織の中では管理職だけだからだ。一方でスタッフの意識改革も必要だ。何でも100%でやらないと不安だ、気が済まない、というのでは上手くいかない。戦略的・計画的な上司と、要領の良いスタッフが一致団結することでワークライフバランス(賢いチーム)は実現する。

私は戦略的・計画的でありたい。そのためには猛烈な勉強と思考の積み重ねが今は必要だ。良い経営者になるべく日夜修行を重ねたい。

日本中退予防研究所の本
中退予備軍を早期発見する


「中退予防」の理論と実例
中退予防戦略_表紙


学生はなぜ中退するのか
トキワ荘プロジェクトの本
プロ13人が語る「私はこうして漫画家になった」


漫画を「仕事」にする方法


日本初!漫画家の実態調査
私の著書
社会起業家のなり方


初めての著書/自叙伝
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